歯周病治療
口は細菌の倉庫って?
排水溝のヌルヌルと同じことがお口の中でも起こっている!?
細菌は人が生まれるとすぐにお口の中に住み着き歯が生えてくると、歯や歯の周囲にも住み着きはじめ歯の表面や歯の周囲、舌、喉などに頑固にへばりつき、常に増殖のチャンスを狙っているようです。口腔に住み着いた細菌はヌルヌルとした大きな細菌の集団を形成しています。この集団がバイオフィルムと言われているものです。バイオフィルムはデンタルプラークとも言われますが単に「歯の垢」ではなく「菌の塊」です。歯磨きをしてお口の中をキレイにすることは、とても大切ですが、デンタルプラークが作り出した歯石は歯ブラシではとることができません。歯科医院で定期的なケアを続けさわやかなお口で健康増進に努めて下さい。
妊婦と歯周病
歯周病が早産を引き起こす!?
「歯周病にかかっているお母さんは、未熟児出産や早産を起こす確立が7倍も多い」と言われています。妊娠中はつわりの影響で歯磨きが怠りがちになり、歯周病になりやすい状態であると言えます。近年、早産になる歯周病の危険度は喫煙や飲酒の3.5倍、高齢出産の2倍より高い7倍と言われています。赤ちゃんは羊水中の「プロスタグランジン」という物質が一定の量になった時に生まれます。
しかし、歯周病原菌の一種(プレボテラ・インテルメディア)が入ると女性ホルモン量が3倍に増加し、羊水の「プロスタグランジン」が急増し早く一定の量に達してしまうので子宮が収縮して、早産を引き起こすと言われています。
生まれてくる赤ちゃんにお口の中の悪い細菌を感染させないためにも、それまで以上のケアを心がけましょう。妊娠中はその時期により歯科治療に限りがありますし、使える薬も限られています。
"子供のせいで歯がボロボロになった"と嘆かないためにも、妊娠前から定期的な予防処置を受ける習慣をつけておくことが大切です。
女性は男性より歯周病にかかりやすい!?
その原因は「女性ホルモン」です。
主に月経、更年期などに分泌が盛んになるエストロゲンを栄養にして、歯周病原菌は女性の体内で増え続けます。
主に月経、更年期などに分泌が盛んになるエストロゲンを栄養にして、歯周病原菌は女性の体内で増え続けます。
歯周病と心臓血管病
歯と歯肉の境目にある歯肉溝と呼ばれる溝にいつまでも歯垢が残っていると歯周病菌が増加し、菌や菌の出す毒素が血管の中に進入すると生体の防御反応で動脈壁が硬くなり血液の流れが悪くなります。また、歯周病菌は血小板を集めて増殖させる因子を持っているといわれます。
この集まった状態で血管壁からはがれると血栓となり心筋梗塞、脳梗塞になりかねません。この他、菌の毒素が心臓血管系に悪影響を及ぼすと言われています。歯周病は痛みがあまりなく重症にならないと自覚症状の出にくい病気です。症状が進まないうちに、早めに受診をお勧めします。
この集まった状態で血管壁からはがれると血栓となり心筋梗塞、脳梗塞になりかねません。この他、菌の毒素が心臓血管系に悪影響を及ぼすと言われています。歯周病は痛みがあまりなく重症にならないと自覚症状の出にくい病気です。症状が進まないうちに、早めに受診をお勧めします。
歯周病を安定した状態で保つために
❶歯周病治療で来院されたら…
- お口の健康状態を調べ、病状を確認します。
- 歯垢を位相差顕微鏡で調べ、細菌の状態を確認します。
- 磨き残しや歯石が付いていたら、清掃します。
- 磨きにくい場所があれば、ご説明します。
- その他
❷現在のお口の健康で注意が必要なところをチェックしていきます
- 磨き残しやすい場所があります。
- 磨き残しやすい詰め物、被せ物があります。
- 歯ぎしりや食いしばりが強いようです。
- 歯ブラシの動かし方が速いようです。
- その他
歯周病は治ります
歯周病は治らないものと、あきらめていませんか?
- 正しいハミガキと口腔ケア
- 食生活の改善
- 体質の改善
症状に応じて、歯科医院での治療とホームケアを合わせることが大切です。
ホームケアのポイントは患者さんごとに異なりますが、2週間ホームケアを続けていただくと、確実に歯ぐきがひきしまります。
無理のないホームケアを毎日とり入れていくことで、お口の中のスッキリ感は持続していきます。
歯周病って・・・
歯周病は、歯と歯ぐきの境目にたまった歯垢の中の細菌が引き起こす炎症のことで、40歳以上の80%の方が罹患している国民病です。
ある日突然、歯が揺れ始め、歯科医院に行った時には、すでに重度の歯周病になっている・・・・そんな人が多いのはなぜでしょうか?
「歯周病の怖さは痛みなく進行する」ために初期症状に乏しい歯周病は、気づかぬうちに重度に進行してしまうのです。
子供の頃から虫歯で苦労していない人は、生まれながらに虫歯になりにくいお口の中の環境を持ち、虫歯菌は繁殖しにくいかわりに、歯周病菌が繁殖しやすい環境なのです。
ある日突然、歯が揺れ始め、歯科医院に行った時には、すでに重度の歯周病になっている・・・・そんな人が多いのはなぜでしょうか?
「歯周病の怖さは痛みなく進行する」ために初期症状に乏しい歯周病は、気づかぬうちに重度に進行してしまうのです。
子供の頃から虫歯で苦労していない人は、生まれながらに虫歯になりにくいお口の中の環境を持ち、虫歯菌は繁殖しにくいかわりに、歯周病菌が繁殖しやすい環境なのです。
歯周病対策でより健康に!
歯周病の原因を考えてみると…
ストレス
ストレスを感じたときは、リラックス時よりも歯をかみしめる時間が長くなり、イライラすると歯を強くかみしめてしまうので、歯ぐきにかなりの力がかかってしまい、歯と歯ぐきの境目の溝が圧迫され、溝が深くなりプラークがたまりやすくなります。口呼吸
唾液の殺菌・消毒作用効果が下がり、お口の中の細菌が増えやすくなり、プラークがたまりやすくなります。タバコ
ニコチンは歯肉の毛細血管を縮めてしまいます。血行不良で酸素や栄養素が減少し、細菌と戦う血中の白血球も半分に減ります。その上、ニコチンは歯と歯肉に歯垢を付着させ、歯周病原菌が増殖しやすくなります。歯周病の予防のために行うことで…
自分の歯で一生噛んでいくために
大切なことは、1人1人が自分の歯を残そうという強い意識をもつことです。
いったい私達は1日に何回鏡で自分の顔を見るのでしょうか?
鏡で自分の顔を見るとき、歯肉の状態も一緒に観察することを習慣にし、ピンク色の歯ぐきがキープされているかどうかチェックする習慣が歯を守る第一歩です。
いったい私達は1日に何回鏡で自分の顔を見るのでしょうか?
鏡で自分の顔を見るとき、歯肉の状態も一緒に観察することを習慣にし、ピンク色の歯ぐきがキープされているかどうかチェックする習慣が歯を守る第一歩です。
歯周病の治療
- 口臭が消える
- 歯磨きの時に血が出なくなる
- 歯のぐらつきが止まる
- 歯ぐきのはれがひく
- 歯ぐきがピンク色になる
- ネバネバ感が消える